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ソニコミ

一番最初の発売日が決まってから延期されること1年と4ヶ月。
待ちに待たされた期待タイトルが遂に発売されました。
ニトロプラスのマスコットキャラクターそに子と恋をする「ソニコミ」
最近ニトロ内に限らずあちこちで引っ張りだこなので、言葉は不要ですね。(早くプレイしたいだけ)
それでは早速プレイしましょう。

ファーストプレイ(END8)

起動してメーカーロゴのあとに起動画面が用意されていることに驚いた。
若干DIVAアーケードに近い雰囲気があるのは残念だが、こういうこまかい演出にまだなんにもしてないのに既にワクワク感が半端ない。
ゲームを開始すると、まず名前入力を求められる。
なるほど、キャッチフレーズの雰囲気を壊さないための配慮か。
伊達に延期を重ねただけではなく、より良くするためにスタッフの賭けた熱い思いが伝わってくるようだ。
ここは当然本名でw

ライブ会場で写真を取り続ける俺。(ぁ
場にそぐわない不思議な声のする方を向けば・・・

>>「に〜げ〜て〜。よけてくださぁ〜い」
そに子登場。
まさかのフライングボディプレスでの登場。
容姿とか性格は・・・流石にいいよね?

まぁ、そんな衝撃的な出会いが一年前の俺にあったんだ。
今は有名なカメラマンの下に弟子入りしてお手伝いをしながらカメラの勉強をしている。
いつもどおり事務所に出所してみればそに子の専属カメラマンになることが決まってしまった!
どうするよ!俺!

アラキン登場。
一言で言うのならアロハシャツを着たDr.エッグマン。
主人公のカメラの師匠。

北村登場。
なぜか般若面をつけてるそに子のマネージャー。
そに子に手を出そうとすると、不吉な言葉を呟いて脅してくる。

早速そに子の宣伝用ピンナップを取ることに。
そに子とコミュニケーションを取るソニコミモード。
そに子をコーディネートし撮影するシューティングモード。
恐らくこの2つがストーリーの分岐を左右しているのでしょう。
普通にやるだけなら楽しいのですが、全END埋めようと考えると骨が折れそう・・・
基本的には上の繰り返しだが、そに子との距離感がたまらない。
着々と二人の信頼関係が築かれていくこの空間と言うか、雰囲気と言うか。
仕事が上手く行くとそに子と一緒に嬉しくなるような不思議な感覚。

美少女Q登場。
度々主人公にアドバイスをしてくれる神出鬼没な謎の女性。 師匠ともつながりがあるらしい彼女の正体とは・・・?

猫耳フードキター!!!
そに子とお買い物(という名のデート)に出かける事になったのだが、変装として猫耳を選ぶとは・・・ しかも、よく画像で見るトラ柄パーカーとは違うということはもしや新たな猫耳ファッションということかっ!?
なんという俺得!

>>「いいでしょう、十秒程度なら舐め回すように見ることを許可します」
アンジー・グラヴィテ登場
黒船来襲などと噂される海外からやってきた新星アイドル。
高飛車なお嬢様。と言うか、傲岸不遜?

末永みらい登場
そに子を取材しに来たカルチャージャパンのサイト及び番組のマスコットキャラクター。
名前を聞いた瞬間なんか知ってる様な気がしたが、まさかのコラボですか。(コレ

おぅ・・・そに子のイメージが変ドルになってしまった・・・
どうもそに子の固定イメージが無いことが問題らしいが・・・俺そに子に絶対猫耳ポンチョつけてたから、付くなら猫耳アイドルだろうが。
それとも何か?猫耳が変だというのか!?
さて・・・猫耳を取るかそに子のイメージを取るか・・・どうしたものか。
>>「おっかえりー☆食事にする?お風呂にする?それとも和・菓・子?」
くっそwwwまじめに悩んでたのにこんなのでwwwww

え・・・どういうことなの?
そに子と恋をするどころか、アンジーと専属契約結ばされて海外に行くとか・・・
いや・・・途中からなんか怪しい雰囲気はあったけどね・・・やたらそに子がアンジーとの仲を取り持とうとしてたから・・・
猫耳か・・・?猫耳が行けなかったのか?
ちょっと泣いてくるorz

二週目(BAD)

猫耳が悪いわけあるかー!きっと魅力あふれる猫耳の素晴らしさを引き出せない俺のカメラマンとしての腕が悪かったんだ!
という訳で、気を取り直して二週目。
一周目で培った経験もあるし、前回入手した服の引継ぎもある。 必ず猫耳の良さを伝えてみせる!(ゲームの趣旨が変わってる

そに子の代名詞の一つとも言える猫耳パーカーきたー!
まるで猫耳の良さを引き出そうとする俺を後押ししているようじゃないか!
トラ柄じゃないのじゃはあれだが、コレがあれば勝つる!(ぇ

オウカ登場
そに子の事務所に所属する先輩アイドル。
眼帯に露出の多いゴスロリ?というキワモノアイドル。
猫耳パーカーのおかげか、前回のような変ドルなどと呼ばれることなく街頭ポスターを貼られるくらいには人気になり、なんかそれらしい壁にもぶつかった。
そして、それを乗り越えそに子との全体的信頼関係を築き、若手の有名カメラマン&アンジーコンビと直接対決!
と、思ったのになんで撮影モードに入らずにBAD ENDなんですかぁ・・・(泣)

三週目

猫耳に対する迸る熱情を捧げたのに酷過ぎる結末
。 さすがにこのまま闇雲にやってても埒があかないということで、とりあえず評価や分岐などのシステムについての軽く考察を立てて実践してみる。
という訳で、この周は攻略回とします。
↓攻略ネタバレになりかねないので反転

■ポジショニングについて
横軸にMainStreamとSubCalture
縦軸にGenkiとOsitoyaka

横軸は服にある数値に応じて増減する。
縦軸についてはまだ不明だが、撮影のシチュエーションだろうか
このポジショニングによって来る仕事が変わるらしい(作中助言)

■ルート分岐
Chapter5以前の仕事は主人公が選択したイメージ。
Chapter6以降はポジショニングの位置だと思われる。
また、Chapter5以前は仕事の変化など細かいものだけだが、Chapter6以降からChapter名が変化することからココがストーリーの分岐点だと思われる。

■Chapterクリア判定
そんなものがあるのかどうかはわからないが、理不尽なBAD ENDがあったことを考えると、何かしら基準値は存在していると考えられる。
好感度の存在があやふやなので、チャプターの所々にクリア条件みたいなものがあると想定する。

■撮影シーン
スコアに寄ってクライアントの話しが若干変化しているのは確認したが、一度クリアしたことのある撮影シーンはスキップできることから、実はルート分岐には関わっていないのでは?

と、まぁ、軽く当たりをつけてプレイしてみる。
今回の目標はポジショニングと好感度について。
ポジショニングをなるべく前回に近いものにして、同じルートに入れるか?
また、もし入れたなら、好感度が高ければBAD ENDから抜け出せるのか?
という二点。

可能な限り好感度を高めてみたらChapter4で話が変わるという、考察の前提をひっくり返されたが、好感度がChapter突入条件の一つであるということは分かった。
また、ポジショニングの縦軸の数値の基準はわからないがコレも服装により変動することを発見。
ついでに服装のことを調べてて偶然見つけたうれしい発見としては、プレビュー画面でのそに子の態度がファッション評価につながっているということ。
コレで、撮影シーンの評価をある程度底上げすることができそうだ。

四週目(BAD)

前回である程度ポジション操作は把握したので、そに子を今までとは少し違う色に染めてみようと思う。
とりあえず持っている服のパーツから元気っ子イメージ色が付けやすそうなので、今回はそれを目指すことに。
あ、もちろん猫耳は絶対ですが。(ぁ

>>「私も頑張りますっ!えっと……カメラマンさんに……君に届けられるように」
そに子とのお買い物シーン。いつもと若干違ったけどChapter名が一緒だったから油断していた。
『カメラマンさん』から『君』に呼び名が変わっただけで、まるでディスプレイを超えて本当に自分に話しかけられたかのような錯覚。
そんなわけ無いとわかっていても一瞬鳥肌がたってしまった。
わずか数文字変わっただけでこんなに人の距離感ってかわるものなんだな。

三週目の研究の成果が出たのか、初めてChapterのその後話なんてものや髪型変更のはなしが出てきた。
これは今度こそいけるかも!
・・・と思ったのになんで一周目と同じEND・・・orz

五週目(END11)

うぅ〜・・・なんか光明が見えそうで見えない・・・
そに子ちゃん・・・俺、もう心が折れそうだよ・・・
仕方が無いので、オタク向け方向にイメージを合わせてみますか。

予定通りChapter6で完璧にオタク向けにイメージを固めることができたわけだが、こっちだとライバルはアンジーじゃなくてオウカなのか。 まぁ、そんなことはどうでも良くて、コレを見てくれ。どう思う?

ミクコス

どう見ても初音ミクです、本当にry
こんなことを思いついたカメラマンの俺gj!
しかも、この格好でメイド喫茶の真似事をしてくれるんだぜ?
萌えない筈が無いだろう!
折れかけた心にアロンアルファで瞬間補強!
しかもしかも!メイドだけじゃなくツンデレやボーカロイドの真似事も!
メイドで終わったと思って紅茶飲んだら吹いたのはないしょw

よっしゃー!新しいEND見れたー!
しかし、今度はオウカと仲良くなりそうな感じのEND・・・相変わらずそに子とイチャイチャとは程遠い・・・
ソニコミとは一体何だったのか?

さて、両サイドやっちゃったし、コレから先はあまり新しい展開が出しにくそうなので実況はコレで最後にして、後はED出たときに思い出しながらまとめて書く形にします

END5

二週目で理不尽なBADに落とされた話。
好感度なんか関係なく、純粋な選択肢ミスだったorz
ハートマークが出たからと油断してはいけなかったのか

今までの中では一番そに子とのイチャイチャ度は高いが、俺はまだ満足していない!

END2

今まではお買い物デートだけでしたが、なんと今回は水族館デートまで発展!
やっと・・・やっと・・・恋愛ゲーらしくなりましたよ、ししょー!
帰り際にそっと手をつないだりなんかしちゃったりして!?青春かこのやろー!
いやー、ココまで来るのが大変だっただけに感動も一塩。

デートのおかげか二人の仲は急接近。事務所に頻繁に訪れ通い妻みたくなるそに子。
そに子の手料理・・・しかも和食を食べられるカメラマンの俺羨まし過ぎ。
そに子の部屋に入れたり、美少女Qの正体がわかったり、師匠と直接対決したり。 内容だけ見たら、もうコレTrueEndでいいじゃん・・・
という、かこれ以上イチャイチャすると幸せのあまりディスプレイ殴りそうw

END14

ルート分岐直後、いきなりホットドックをエロく食べるシーンに思わず吹き出してしまったwww 口元をわざわざ隠したり、選択肢で「透明な液体」と「白く濁った液体」を用意してる当たりスタッフもノリノリであるwww

>>「用がないと……来ちゃダメなんですか?」
エマージェンシー!エマージェンシー!こちらネコブランド!駄目だ!この甘い罠を回避することはできない!
まさか猫耳パーカーで誘惑してくるとは!何かいつもと様子が違うと分かっていても猫耳が俺の理性を奪っていく!
って、あぁ!なんで猫耳パーカー脱いじゃうんですかぁ!いや、脱いでも誘惑してくるそに子は凶悪だった!
いや、マジヤバイ、この話ガチでヤバい。そに子がかわいすぎて生きるのが辛い。
途中なんか変なおっさん出てきたけどどうせこの話だけだろうし、紹介とかどうでも良くなるくらいそに子可愛かった。

TRUE END

END2と大筋は変わらないのによくカメラマンさんのことを「キミ」と読んでくれるようになったり、今までにない期待感。
そして、END2では逃げてるだけだった主人公がしっかり大人になってるよ!
やばいやばい!そに子ちゃんの挙動が今までのそれとは全然違う!
うわあああああああああ!!?壁殴り代行屋はどこですかああああああああ!!?
というかカメラマンの俺代われええええええ!!!

キタキタキター!イエスっ!!!
初めて幕間なんてものがあったし、本気になった師匠と美少女Qが相手とかコレはやっと念願のtrueでしょ!

第一宇宙速度のメンバーまで登場してきた。
しかし、内容を聞いて嫌な結末が脳裏をよぎる・・・オイオイオイ、
ココまで頑張らせてまさかそんな・・・ねぇ?

>>「そにコミしてねぇんだろ?ちゃんとそにコミしろよ?いいなー!おれもそにコミしてぇ!」
師匠wあなたって人はwww
このゲームの実態を知ったら間違ってもそんなこといえねぇよw
ココまで血反吐吐く思い出頑張ってきたユーザー嘲ってるのかwww

ああああああああ!?やっぱり予想的中したよ、詐欺だろちくしょう!
カメラマンの俺は俺に嘘ついてるよ!俺はそに子ちゃんとイチャイチャしてぇよ!
でも、この演出は反則だよ!送り出さないわけには行かないじゃないか!
だから俺は最高の瞬間を彼女のためにファインダーに収める。

評価

シナリオ
グラフィック
サウンド
システム
17
10
8
1

シナリオ

はじめに行っておきます。
かなりの思い出補正がかかっています。
と言うか、それを見越してtrueのはなしは描かれているように思います。
苦労して苦労して、見るからこそに響くあの言葉の重み。
苦労の先に見える感動という感じでしょうか?
最後のシーンはそに子の一言一言が胸に落ちて涙を誘います。
しかし、最後の終わり方は9:1くらいで批判意見が多いでしょうね。
ネタバレなので後で反転して書きますが。
萌えるポイントは本当にやばい。
もうそういうシーンが来たらそに子が可愛すぎてマジで身悶える。
そに子のキャラが好きだからこそという感じはしますが。

グラフィック

画面を元気いっぱいに動きまわるそに子ちゃんに顔がにやけますw
そして、動けば動くほどたわわな双丘が・・・あの破壊力は一見の価値はあると思いますw
服装もかなりの種類があり、髪型も多数。お遊び的に肌の色も変えられる様になってます。
服さえ集められればそに子ちゃんを着せ替えて遊ぶだけでもファンは満足できるんじゃないかなぁ・・・
と言うか俺がしてるしw
ただし、結構なスペックを求められてるし、2chとか見た感じジャギーとかに悩まされている人は多いみたいなので注意が必要かもしれません。

サウンド

ADVパートはシーンの雰囲気を壊すことなく、盛り上げるところはしっかり盛り上げてくれますが相対的に数は少ないと感じました。同じ曲が再生され続けることも・・・
撮影パートはローケーションに合わせてそれぞれ特徴のある個性豊かな曲たちですが、それでいて全体的に耳触りのいいメロディでした。
お陰で撮影シーンははかどりましたw

システム

ぶっちゃっけこのゲームをダメにしている元凶。
−80点は付けたい気分。割と本気で。
理解に苦しむルート分岐、クライアントの求めてるファッションのイメージが抽象的すぎでなおかつ、ドン小西もびっくりなセンス。あまりにユーザーに提示している情報が少なすぎます。
ルート分岐の条件に気づけなくて心が折れた人間は多数いるでしょう。
また、ルート分岐の条件に気づけたとしても、今度は持っている服装がどの属性を持っているのかわからなくて苦しめられます。
そして極めつけは、クライアントの求めているファッションセンスが理解不能すぎること。
数千通り、数万通りとあるであろう組み合わせの中から虱潰しで答えを探さなきゃいけないのは、まるで真っ白なジグソーパズルを作らさせられている気分でした。
何を見てファッションの良し悪しが決まっているのかが未だにわからないということ、そしてクライアントの要望に答えられないと新しい服装が増えて行かないというのは、悪意があるんじゃないかと疑うほど。

また、フリー撮影のシステムも突っ込みどころ満載ですね。
画像のサイズは変えられないし、なぜbmp形式なのか・・・

総評

そに子可愛いの一言で済ますには苦しすぎる作品

確かにそに子は可愛い。その事実を持ってしてさえ難解なシステムによって苦行と化したこの作品。
うまくルート分岐に入れば確かに萌えるしモチベーションの維持につながるのだが、理解出来ないシステムよってそれすらままならない最初。
そして、その苦行を乗り越えた先にあったのは待ち続けたファンを裏切る結末。
ネタバレ反転
「恋愛コミュニケーション」というジャンルであり、キャッチフレーズが「そに子はキミに恋をする」である筈だ。確かに嘘はついてはいない。恋をするであって恋人になるわけではないのだ。
しかし、頭で理解しても納得の行かないファンは大勢いるだろう。
マスコットと言う立ち位置であれが限界だというのは分かるし、自分としてはあの結末はなんだかんだ気に入っているが、おそらく少数派。
詐欺だと言われても仕方ないよ、これは。

そに子が死ぬほど好きでドMだ!という方でないと、買ったことを後悔するだけにとどまらず暴徒と化してしまうだろう。

まぁ、一度割りきってしまえばフリー撮影はとても楽しいんですがね。

どれだけの人がここを見るかわかりませんが、少しでも手助けになるように自分が纏めた攻略データを置いておきます。(
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