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ねこ☆こい

刻は満ちた・・・2010年春。最も楽しみにしていた作品。
しゃんぐりらの「暁の護衛−罪深き終末論−」とかエウシュリーの「戦乙女VERITA」だとかpropellの「エヴォリミット」だとか人それぞれ言いたいことがあるだろうが全部認めません。
whiripoolから送られる期待の作品。
なぜここまでプッシュするかというと、名前からわかるように久々のネコミミキャラがメインのゲーム!俺がやらないで誰が行く!!(ぉお
ネコミミがメインのゲームとなると何故か抜きゲーが多くなる印象なので、純愛ものという情報を聞いてから胸がときめいて夜も寝付けなかったくらい。
このゲームを早くプレイしたいがために早めにレポートを終わらせるという珍しいことをするくらい、待ち遠しかった作品なので、かなりうざいテンションになると思われるがお付き合いください。

ファーストプレイ(美咲ルート)

季節は秋。
主人公は神社の息子で父親を病で亡くし、跡継ぎである主人公はまだ資格がないので叔父さんが宮司を引継、現当主代理として毎日四苦八苦している。
また学生会の副会長を勤めるという真面目君。

>>美咲「猫って、人の顔を覚えているものかしら?」
龍堂美咲登場。
主人公の幼馴染でオレンジっぽい茶のロング。
学生会の会長を勤め、いくつもの習い事をこなす龍堂家のお嬢様。家柄か責任感が強く、自分責めやすくよく謝っている。
会話の節々から主人公好き好きオーラが漂ってくるんだけど、ついつい素直になれなくて甘えられない感じ。
よっしゃ、バッチコイ!(ぉ

>>怜「司くんはお友達でしょう?知らない人におへそを見られるのはちょっと」
古清水怜登場。
金髪ドリル。見た目的にはお嬢様然しているのに、実際は超天然というお姉さん。
前学生会会長で主人公とはその時からの付き合い。龍堂家同様この土地の由緒ある家柄。
行けなくはない・・・行けなくはないんだが・・・

>>さやか「それって、猫の延長じゃない?扱いが」
遠野さやか登場。
主人公の義理の妹でピンクのツインテ。だが、顔立ちは幼すぎないので容姿的にロリコンを下手に狙った妹キャラよりよっぽど好感が持てる。しかも巫女。
性格はしっかり者で家では家事をこなしながら主人公の手伝いをし、学校では学生会会計担当という役割を担っている。
料理は洋食が得意。
魅力的だけど・・・ネコミミには勝てないだろ。(ぁ


龍堂剛毅登場。
美咲の父親。見た目はヤ(検閲削除)やマ(検閲削除)にしか見えないが、実はいい人。(主人公談)
しかし、声音は怖いし威圧感もあるのでやっぱり怖い。

>>朔夜「この遠野神社の、要するに!・・・んと」
>>陽南「神様です!陽南と朔夜は」

桐生陽南と桐生朔夜登場
祠から飛び出してきた遠野神社の猫神様一族。
陽南は水色のおさげでオドオドした性格。
朔夜は黒のセミロングで陽南とは反対に血の気が多い。
事故で祠から飛び出してきて帰れなくなってしまった。
うにゃああああぁぁあぁぁん!!?ネコミミがぴくぴくしてる!!!かわいすぎるよおおおおぉぉぉぉ!!!
コホンっ、お嬢さん達、うちに保護されてくれませんか?(キリッ

>>美咲「にゃーに?」
ぐはっ!?破壊力が高すぎるよ!美咲さん!?
朔夜が怒りにより呪術を使ったが、剛毅を美咲が庇ってしまいネコミミの呪いにかかってしまった。
主人公、とっても共感できますよ。ふふふっ(ぁ

主人公の学校に通うことになった陽南。好奇心猫を殺すという言葉あるが、学校に興味津々。耳をぴくぴく尻尾をぱたぱた。癒されるなぁ。
神通力で美咲のネコミミと陽南が学校にいることはノータッチ。
しかし、学生たちの質問攻めに主人公はたじたじ、美咲もどきどき。
展開がわかりやすくていい。

怜さんにネコミミをいじられ身悶える美咲。俺も!俺にも!触らせてくれ!(ぁ
猫っぽくなってさらに美咲は素直になれなくなってる・・・というか、ツンデレになった?

桃野真央登場。
オレンジおさげの生徒会会計担当。
クールな性格で淡々と物事を告げる。
あれ・・・胸がときめくよ?これが朔夜さん!この子にもネコミミの呪術を!!!(マテ

キャラクターの発言にあわせてカメラが動くのはすっごくいいんだけど、ズームすると美咲のネコミミが見えなくなるのはどうしたものか。

テニスボールに本能的に反応してしまう陽南。>ω<の顔でじゃれたそうな顔がまたなんとも。こっちでお兄さんの玉で遊ばないか?

>>怜「うちの子になればいいのに」
陽南に対して怜さんがさりげなくもらした一言。
ふ・・・ふふふ・・・それは俺に対する宣戦布告と見ていいか?見ていいよな!
いいだろう。かわいいものが好きな怜さんと、ネコミミが好きなおれの陽南を巡った三角関係!どっちが先に陽南を落とせるか勝負だ!!(ぉお
>>陽南「は、はい、好きですっ」
あっさり惨敗!?
うわあああああああ!俺にも!俺にもふかふかさせろおおおおぉぉぉ!!!?(敗者の叫び

猫じゃらしにじゃれる陽南。そのボイスをひたすらリピートし続けた俺はもうダメかもしれないw
朔夜も楽しそうに猫じゃらしと戯れる。
主人公君とは本当に共感出来るよ。でも、主人公は抱きしめることができても、俺のこの抱きしめたい感情はどこに向ければいいの!?
・・・とりあえずディスプレイ抱いとくか。(マテ

・・・二人を素直にさせるために必要なのかもしれないけど、そんなえちシーンは望んでないよ。(汗
>>さやか「それじゃあ・・・今日一緒に寝てくれる?」
って、そっちを素直にさせる伏線だったんですか!?というか、え?え?実はすでにお兄ちゃん好き好き状態だったの!?東鳩2のこのみですらもっと時間かかったと思うんですが!?

>>怜「お帰りなさいませだにゃん?ご主人様」

ネコミミメイドキター!! はうあっ!?ヤバイ・・・モエスギテシネル。
恥ずかしがりながらもやってくれる怜さん。まじグッジョブ!

何このノリ・・・タユタマを思い出すんですが。頼むからあんなふうにこけないでくれ。
うがあぁぁぁあ!?なんでお互いが愛し合った状態でのえちシーンが入らないんだよ!?
いや、大切に思ってるのはわかるし、好きなのもわかるけどそうじゃないだろ。
少なくとも俺はそんなのを望んでいない。

どうやら美咲ルートに突入したみたい。
すれ違う思い。ここまで一方的に決めつけてブレない剛毅さんは本当に強いと思うけど、相手にしづらいし、不器用すぎる。
美咲さんの巫女装束。ましろにしかみえn私服とか割とカジュアルな感じだから、巫女服の霊験あらたかな感じはなかなかに新鮮で、しかも美咲さんも何故か素直に。
巫女装束には乙女心を開く不思議な力があるというのか!?(ナニ

突然過ぎる展開。理解に苦しむ。
というか、無理に答えを提示してそう思わせようとさせてるくらい。あまりに無茶苦茶で理解不能で強引すぎる。
そして、何より問題が解決されていない。いや、終わらせた以上解決はしたのかもしれないが、書かれてはいない。あれだけ様々な話を展開させてこれはないでしょ。
それとなにか違和感と思ったら美咲のネコミミがなくなってる。朔夜が直すという話をしていたのにいつの間にかなくなっていた。ネコミミが治った描写がなければ、どうして治ったのかの説明もない。
ここまですっきりしないのに、これで終わりとか納得行く訳ない。

怜ルート

見た目は完璧なお嬢様なのに超天然なお姉さんの怜さんを攻略しましょう。
個人的に一番ないかなと思ってたけど、この順番になったのは俺がネコミミメイド姿の怜さんに落とされたから。あれは可愛すぎた。

むむぅ・・・ルート入っても萌えるようなポイントもなく、物語も佳境に差し迫って早速ハズレを引いたか?と思ったら・・・よしキタ!名前に恥ない展開だぜ!!!
お前らずっといちゃいちゃしてたのに、尻拭いを神様にさせてそれは無いわw

さやかルート

タユタマ的ノリを信じるなら、陽南=ましろポジションになりそうなので、主役級の陽南を最後に攻略しようかと。まぁ、妹だし安心して萌えられる自信があるし、それにさやかにもネコミミが生えるイベントがあればこの作品のネコミミ率は100%になる訳だし!(ぉ

早速お風呂イベント。ぶつぶつと拗ねながら主人公に文句を言うさやか。なんというか、微笑ましいを通り越して、さっさと付き合っちゃえよお前ら
教室までお迎え→一緒にお使い→おんぶ・・・こんなコンボ回避する事などできるはずもなく、直撃して悶える俺。やはり妹はいいものだ。(ぁ
WARNING!WARNING!総員退避ー!でっかいのがくるぞー!って、ごふっ!?(吐血)バックアタックだとっ!?くっ・・・だれか、誰か俺の暴走を止めてください!(爆

>>『今日の放課後どうするの?学生会?あと、大好き(はぁと)』
ぅゅゅ。甘い。甘すぎる。悶絶フルアタック。(ナニ)俺の脳みそは既にどろどろのアイスクリームラブ。(意味不
胸が大きすぎるとかこの際関係ない。俺にとってこのキャラ性格は不可避だ。これで猫耳など生えようものなら俺が現実に帰って来れなくなるかもしれない。(ぁ

今までと違い問題の原因が全くもって分からない。分からないというよりは、なんとなくわかるんだけど、答えにたどりつけないという感じか。
なにか心当たりがあるのかさやかはひとりでずっと自分を責め続ける。・・・救いの手は、救いの手はないのか!?

解決は突然で、ロマンチックだが・・・なぜそうなったか起因のところにはたどりつけなかったのが心残り。まぁ、これについてはほかでも詳しく描かれていないので、全部クリアした後に語られることに期待。
ところで、神様の力をそんなことに使っていいのかお前ら。

陽南ルート

ここまで来て初めて気づいたが、タイトルにクリアしたキャラのSDが表示されるようになってる。陽南で終わりかと思ったが、もう一人分スペースがあるような気がするのは俺が朔夜に期待しているからだろうか。
という訳で少し頼りないけどほっておけない猫神様と恋に落ちますか。

>>陽南「たこ焼き記念日です」
期待を裏切らないというか、なんというか・・・とりあえず頭をなでさせろ。(ぁ
もう、たこ焼き一つでそこまで幸せになれるなんて、見てるこっちが幸せだっちゅーに。
9/7はたこ焼き記念日な。覚えた。

穴に落ちた陽南

この絵で猫耳だけピコピコしてるとか反則だろwww可愛すぎて思わず吼えたわ!!
いや、やっべぇ可愛い。どうしよ・・・さやかが不可避なら陽南は神域まで高められた破壊力を持つ一撃必殺。(ナニ)もうそろそろ体中から血液を噴出して死んでもおかしくないと思うの。(マテ
ヨッシャー!!(咆哮)今まで全然取り合ってくれなかった朔夜を膝に載せてナデナデとか至福!!
うーむ・・・なんだろう、この言い知れぬ不安は。とりあえず、分からないうちは猫耳に流されているか。(ぁ

むむ?むむむっ?・・・なんだか理解できないまま結末を迎えてしまった。いや、幸せな結末だから良かったけど・・・結局あれは何との葛藤だったんだ?3回やっても理解できなかった。

EXシナリオ

いきなり物語中盤の日付から始まる。
よっしゃー!!朔夜キター!!真央ちゃんもキター!!
これはテンションを上げずには居られない!!いやむしろ、悶えずには居られない!!!(ぉ
ここでまさかの猫じゃらし再び!おーけー、制作陣の意気込みはこれでわかった。存分に萌えさせていただきましょうか。(ぁ
ガキかお前wいや、ガキだな。くっそ、可愛すぎる。(ぇ
うー・・・うれしいけど物足りない・・・

評価


シナリオ
グラフィック
サウンド
システム
9
10
8
8

シナリオ

シリアスな話は大して期待していなかったが、やはり期待通りだった。
ひとりのキャラだけでは分からない事だらけだが、他のキャラをやることで 少しずつ話の裏が読める感じだった。そのため美咲ルートでは分からないと思った訳ですが。しかし、全キャラやってもわからないことは分からない。さやかの 時に気になった過去の話とか。不完全燃焼過ぎる。
また個人的には、萌える要素を期待していたのですが、個別ルートに入ると萌えるポイントが全くなく、エロシーンばかりが際立ったので、エロより萌え派な俺としてはきついものがあった。
設定はタユタマに近いものがあり、キャラの立ち位置も近いので途中でも名前を出したが、どうしても比較してしまう。

グラフィック

立ち絵は正面、右向き、左向きとそれぞれあるのでそれなりのバリュエーション。立ち絵では猫耳がぴくぴく動くのでミミスキーにはたまらないだろう。通常時はカメラの位置を変えることで演出を盛り上げる。
CGは多い方だろう。服を脱がして行く感覚とか好きなので、えちシーンの差分が表情しかないのはちょっと残念だが、えちシーン毎に下着が変わるのでどっこいどっこいか。縞パンがないのは許せないが。

サウンド

全体的に賑やかで脇役としては十分。熱い時に流れる曲はカッコよかったが、他のは特に耳にのこるほどでは無い。
OP、EDともに聴きやすいが絶賛する程でもない。

システム

セーブ数100。クイックセーブ有。(数5)オートセーブ有。(数50)
既読選択肢、既読済に色つき。(文字色は変えられない)
文字設定有。
確認ダイアログの有無。
音量の調節可。ミュート有。
システムボイス有(細かい有無の選択可)
テキストウィンドウにはバックログ、(クイック)セーブ、(クイック)ロード、ゲーム終了、タイトル、オート、スキップ、コンフィグのボタン。
右クリックはテキストウィンドウ消去から変えられない。
だいたいこんなところだろうか。システムボイスのテストでは、各キャラが好きな動物を言ってくれるので、聞く価値はあるだろう。
個人的にはスキップの遅さが気になった。カメラの位置が変わるエフェクトがあるので、仕方ない気もするが。

総評

話に期待しても駄目だし、萌えも中盤までしか期待できない。正直期待はずれというところ。
個人的にはこれやるくらいだったらタユタマをおすすめする。
コッチのほうが猫耳が可愛いので、よほどの猫耳好きのみ手を出すべきだと感じた。
コンシューマで萌えポイントが増えるというなら期待。
絵は総じて綺麗だから絵師買いするというのもあり。
5/1・・・続く